枚方近くのスポーツ整形外科
健康維持のためスポーツ、運動習慣は非常に重要です。
その一方で、競技として、また趣味としてハードなスポーツを行う場合、骨や筋肉、靭帯には負荷がかかり、障害や外傷が起こってしまうことがあります。
皆様、少しでも早くケガや故障を乗り越え、競技やトレーニングの現場に復帰したいという気持があるかと思います。
当院では、一日も早く回復して復帰するために、患者さんそれぞれ個別に治療計画を提供します。診察、お薬による治療、装具治療、理学療法士によるリハビリテーションなど多岐に渡る治療を提供いたします。
可能な限り早く元の身体能力を取り戻せるよう、院長をはじめ職員で患者さんを全力でサポートいたします。
スポーツ傷害とスポーツ外傷の違いは?
スポーツ外傷とは、一度の急な強い力や衝撃が加わることで発生する、突発的なケガです。
スポーツ傷害とは、長期間にわたり、繰り返し同じ部位に小さな負荷やストレスが蓄積することで発生する、慢性的な痛みや機能障害です。使いすぎ(オーバーユース)が主な原因となります。
スポーツ(運動)での怪我は何科?どこに相談する?
急な怪我(スポーツ外傷)の場合
骨折、脱臼、捻挫、肉離れなど、明らかに強い痛みや変形、腫れがある場合は速やかに整形外科外来を受診してください。
整形外科専門外来が開いていない時間、休日のケガなどでは、近隣救急病院にお問い合わせの上で、お近くの救急外来を受診し、応急処置を受け、後日整形外科専門外来へ受診することが多いかと思います。
慢性的な痛みや違和感(スポーツ傷害)の場合
繰り返しの運動による痛み(例:膝の痛み、肘の痛み、肩の痛み、足首の痛みなど)は整形外科を受診してください。
当院でスポーツ外傷、スポーツ障害ともに診察可能です。
夜8時まで診察していますので、学校・部活帰り、お仕事帰りにお気軽に受診ください。
未成年の患者さんは必ず保護者の方と共に受診をお願いします。
スポーツ(運動)で足をひねったらどうする?
すぐにスポーツを中止しPRICE処置を受け、すみやかに整形外科、休日は救急病院を受診してください。
医療機関受診後は医師の指示に従ってください。
PRICE処置は、RICE処置の「安静(Rest)」だけでは十分な保護にならないと考えられ、「Protection(保護)」を加えたものです。特に、骨折や脱臼の疑いがある場合や、患部を外部からの衝撃から守る必要がある場合に重要となります。
PRICE処置の手順
Protection(保護)
患部を更なる損傷から守ります。
可能であれば、添え木(段ボールや雑誌など)、サポーター、包帯などで患部を固定します。
体重をかけないように注意し、遠慮せず周りの人の肩を借りて、もし松葉杖などがあれば使用しましょう。遠慮せず周りの人の助けを借りましょう。
もし、近くに保護できるものがなければ、無理に行う必要はありません。
Rest(安静)
患部を動かさないことが最も重要です。
体重をかけずに楽な姿勢で安静にしましょう。無理に歩こうとしないでください。
Icing(冷却)
氷嚢や保冷剤をタオルなどで包み、患部に当てて冷やします。
血管を収縮させ、炎症や腫れ、痛みを抑える効果があります。
1回15~20分程度を目安に、1日に2-3回行います。
冷やしすぎると凍傷の恐れがあるので注意してください。
Compression(圧迫)
腫れを防ぐために、伸縮性のある包帯などで患部を優しく圧迫します。
内出血や腫れを最小限に抑える効果があります。
きつく締めすぎると血行が悪くなるので、手足の先がしびれたり、色が悪くなったり、冷たくなったりする場合は緩めてください。
Elevation(挙上)
患部を心臓より高い位置に保つことで、痛みや腫れを軽減します。
座っているときや寝ているときは、クッションや枕などを利用して足を高く上げましょう。
スポーツで見られる症状・病気
野球
野球は全身を使うスポーツであり、投球、打撃、走塁、守備など様々な動作が繰り返されるため、多くの部位にスポーツ障害が発生する可能性があります。特に多いのは、投球動作による肩と肘の障害です。
野球でよく見られるスポーツ障害
- 野球肘(内側野球肘・外側野球肘)
- リトルリーガーショルダー(上腕骨近位骨端線離開)
- リトルリーガーズエルボー(上腕骨内側上顆裂離、離断性骨軟骨炎)
- オスグッド・シュラッター病
- シーバー病(踵骨骨端炎)
ラグビー
ラグビーはコンタクトプレーが多く、激しい運動を伴うため、様々なスポーツ障害が発生しやすい競技です。
首 | 頚椎捻挫、頚椎損傷 |
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肩・鎖骨 | 肩関節脱臼、肩鎖関節捻挫、肩腱板損傷 |
肘・手関節 | 肘内側側副靭帯損傷、手関節捻挫 |
体幹 | 腰椎捻挫、椎間板ヘルニア、肋骨骨折、股関節捻挫、肉離れ |
膝関節 | 前十字靭帯損傷、内側側副靭帯損傷、半月板損傷 |
下腿・足関節・足部 | 下腿三頭筋損傷、アキレス腱炎・アキレス腱断裂、足関節捻挫、疲労骨折 |
サッカー
サッカーは走る、蹴る、跳ぶ、接触するなど多様な動作が伴うため、様々なスポーツ障害が発生する可能性があります。特に急なダッシュ、急に止まる、急な方向転換、キック動作の際にダメージが蓄積される原因の一つになります。
サッカーでよく見られるスポーツ障害
足関節捻挫、肉離れ、膝前十字靭帯損傷、半月板損傷、腰椎分離症、オスグッド・シュラッター病、フットボーラーズアンクル、膝内側側腹靭帯損傷、疲労骨折などがあります。
バスケットボール
バスケットボール特有のスポーツ外傷/障害の特徴として、走る・跳ぶ・止まる・急な方向転換など、多様な動作が求められるため、下肢の障害が多い一方上肢の障害も起こることがあります。また成長期特有の障害もあります。
足部・足関節の障害 | 足関節捻挫、足底筋膜炎、アキレス腱炎、シンスプリント、疲労骨折 |
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膝関節の障害 | ジャンパー膝、半月板損傷、靭帯損傷 |
手・指の障害 | マレット指(突き指)、骨折・脱臼 |