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AGA治療、ブライダルチェックは午前診、午後診ともに診療を行っています。
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足がしびれる

足がしびれる原因は?

坐骨神経痛

坐骨神経痛は、腰から足先まで伸びる坐骨神経が圧迫・刺激されることで、足のしびれや痛みが起こる状態です。原因として多いのは椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などで、腰からお尻、太ももの裏、ふくらはぎ、足先にかけてビリビリした感覚や、電気が走るような痛みが現れます。症状は片側の足に出ることが多く、長時間の立位や歩行で悪化します。原因に応じた治療やリハビリテーションが必要です。

糖尿病性末梢神経障害

糖尿病の合併症の一つである糖尿病性神経障害は、高血糖の状態が続くことで末梢神経にダメージを与え、足のしびれや痛み、感覚の鈍さなどが生じます。特に足先から始まり、左右対称に広がるのが特徴です。初期は「ジンジン」「チクチク」といった感覚異常が出現し、進行すると足の感覚が鈍くなり、やけどやケガに気づきにくくなることもあります。血糖コントロールが治療の中心です。糖尿病専門の先生に治療を受けられることが一般的です。

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎の椎間板が突出して神経を圧迫することで、足のしびれや痛みが現れます。特に20〜40代の比較的若い年代に多く、重い物を持ち上げた後や前かがみの動作をきっかけに発症することがあります。しびれは神経の走行に沿って、片脚の太もも〜ふくらはぎ〜足先に及ぶことが多く、咳やくしゃみで悪化することもあります。保存療法で軽快する例も多いですが、症状が強い場合は手術が検討されます。

脊柱管狭窄症

加齢などにより背骨の神経の通り道(脊柱管)が狭くなり、神経が圧迫される病気です。特に50代以降の中高年に多く、歩いていると足のしびれや痛みが強くなり、座って休むと症状が軽くなる「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」が特徴です。しびれは両脚に出ることもあります。症状が軽ければ保存療法(薬・リハビリテーション)で改善しますが、日常生活に支障がある場合は手術が検討されます。
足の血管の詰まりが原因であることもあり、鑑別疾患として血管の流れの検査が必要になることが多いです。当院で血管の詰まりの検査もできますのでお気軽にご相談ください。

足根管症候群

足首の内くるぶし付近を通る「脛骨神経」が、足根管というトンネル内で圧迫されて起こる神経障害です。原因には捻挫、骨の変形、腫瘤、過度の運動などがあります。足の裏やかかとにしびれや灼熱感、ピリピリした痛みが出現し、夜間や長時間の歩行で悪化することがあります。足の裏の感覚が鈍くなることもあり、放置すると慢性化することもあります。治療は安静、薬物治療、装具、注射が中心であり、場合によっては手術も考慮されます。

閉塞性動脈硬化症

足の血管が動脈硬化で狭窄・閉塞し、血流が低下することでしびれや冷感、歩行時の痛みが出る病気です。中高年に多く、喫煙・高血圧・高脂血症・糖尿病などがリスク因子です。初期は歩いたときだけ痛みが出て休むと治まる「間欠性跛行」が見られます。この時期に腰部脊柱管狭窄症との鑑別が大事となります。
進行すると安静時にも足がしびれたり、足先が紫色に変色したりします。早期診断・治療が重要で、生活習慣の改善や血流改善薬、場合によってはカテーテル治療が行われます。
早めの治療が重要です。当院で検査を行えますのでお気軽に当院受診、相談ください。

ビタミンB12欠乏症

ビタミンB12は神経の働きに不可欠な栄養素で、欠乏すると神経障害が起こり、手足のしびれや感覚異常、歩行のふらつきなどが見られます。高齢者や胃を切除した人、菜食主義者、長期に胃薬(プロトンポンプ阻害薬など)を使っている人に多く見られます。進行すると運動障害や認知機能の低下を伴うこともあるため注意が必要です。診断は血液検査で可能で、治療はビタミンB12の補充によって改善が期待できます。

薬剤性の末梢神経障害

抗がん剤、抗生物質(イソニアジドなど)、抗HIV薬、糖尿病治療薬などの一部の薬は副作用として末梢神経障害を引き起こすことがあります。足の先から始まるしびれ、チクチク感、灼熱感などが典型的で、薬の使用中や使用後に症状が現れます。重症化すると痛みで歩行が困難になることもあるため、薬剤の変更や中止が検討されることもあります。
かかりつけの先生と相談されることが非常に重要な病気の代表です。

何もしていないのに
足がしびれる原因は?

何もしていないのに足がしびれる原因は?何もしていないのに足がしびれる場合、神経の圧迫や障害が原因として考えられます。たとえば、腰椎の椎間板ヘルニア脊柱管狭窄症によって坐骨神経が圧迫されると、安静時でも足にしびれが現れることがあります。また、糖尿病による末梢神経障害や、ビタミンB群の不足、ストレスや自律神経の乱れも関係することがあります。

あぐらをかくと足がしびれる?

あぐらをかくと足がしびれる?あぐらをかくと足がしびれることはあります。これは、太ももの内側を通る神経(特に坐骨神経や大腿神経)や血管が圧迫され、一時的に血流や神経の伝達が悪くなるためです。
特に、長時間同じ姿勢であぐらをかいていると、神経が圧迫されやすくなり、足先やふくらはぎがジンジン、ピリピリとしびれるような感覚が起こることがあります。また、筋肉の緊張や関節の柔軟性が低い人もしびれを感じやすくなります。
一時的なものであればあまり心配はいりませんが、毎回すぐにしびれる、しびれが長く続く、足の力が入りにくいなどの症状がある場合は、腰椎や腰椎椎間板ヘルニア坐骨神経痛などの神経の病気が隠れている可能性もあるため、整形外科の受診をおすすめします。

足がしびれやすい人の特徴

足がしびれやすい人の特徴として、以下のようなものがあります。

  • 長時間同じ姿勢を取る人
  • 腰痛や坐骨神経痛の既往がある人
  • 冷え性の人
  • 糖尿病などの基礎疾患がある人
  • ビタミンB群が不足している人
  • 菜食主義の人

足がしびれるときの検査・診断

足のしびれの原因を特定するためには、問診や神経学的診察に加え、血液検査、レントゲン、MRI、超音波検査、神経伝導速度検査(NCS)などを行います。糖尿病やビタミン欠乏の有無、椎間板ヘルニア脊柱管狭窄症、末梢神経障害の可能性を調べることが重要です。

足がしびれるときの
治療・対処法

足のしびれの治療は、原因に応じて異なります。椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が原因の場合は、保存療法(リハビリテーションや内服)、神経ブロック、手術が検討されます。糖尿病やビタミン不足が関与する場合は、血糖管理や栄養補給が重要です。末梢神経障害には生活習慣の見直しや薬物治療を行います。症状が軽い場合は安静やストレッチ、姿勢の改善なども効果的です。