診療時間

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日/祝
午前診
9:00~12:00
PRP、PFC-FD
16:00~17:00
午後診
17:00~20:00

〇…時間予約制 …完全予約制
受付時間は診察終了15分前、初診の患者さんにおいては30分前までとなります。
PRP、PFC-FD治療は完全予約制です。
AGA治療、ブライダルチェックは午前診、午後診ともに診療を行っています。
予約の変更等ございましたら、WEBもしくはお電話にてご連絡ください。

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インソール外来

インソール外来とは

インソール外来とはインソール外来とは、足の痛みや歩行に関するトラブルを専門的に診察し、個々の症状や身体のバランスに合わせたオーダーメイドのインソール(靴の中敷き)を作成・提供する専門外来です。
当院で行っています。
足底筋膜炎外反母趾、扁平足、変形性膝関節症腰痛などの原因となる足のアライメントの乱れを矯正・サポートすることを目的としています。整形外科専門医である院長、義肢装具士、理学療法士が協力して、歩行分析や足の形状・機能を評価し、日常生活やスポーツ活動に適した最適なインソールを処方します。
インソールは痛みの緩和、姿勢の改善、運動機能の向上に寄与し、再発予防にも効果があります。一部のインソールが自費となりますが、多くのインソールは保険適応となります。

どうして足裏が痛くなる?

足裏が痛くなる原因はさまざまですが、主に以下のような要因が考えられます。

足底筋膜炎
(そくていきんまくえん)

もっとも一般的な原因の一つで、足裏のかかとから指先にかけて広がる足底筋膜に炎症が起きる状態です。長時間の立ち仕事や歩きすぎ、硬い靴、アーチの崩れ(偏平足やハイアーチ)などが要因となります。

過度な負担や疲労

長時間の立位や歩行、ランニングなどで足裏に過度な圧力がかかると、筋肉や腱が疲労し、痛みが出ることがあります。

扁平足(へんぺいそく)や
ハイアーチ

足のアーチ構造に問題があると、足底に不自然な負荷がかかりやすく、慢性的な痛みを引き起こすことがあります。

外反母趾や内反小趾

足の骨格の歪みが痛みにつながることがあります。

神経の障害

たとえばモートン病(モートン神経腫)などでは、足の指の間を走る神経が圧迫され、足裏にピリピリした痛みやしびれが出ることがあります。

合わない靴や硬い床での生活

足に合わない靴、クッション性のない靴底、硬い床での長時間の作業なども足裏の痛みの原因になります。

痛みが続く場合は、放置せず整形外科で適切な診断と治療を受けることが大切です。
当院へお気軽にご相談ください。

インソールの効果

インソールには以下のようなさまざまな効果があり、足や身体全体の健康維持に役立ちます。

足の痛みの軽減

足底筋膜炎、扁平足、外反母趾、モートン病などの疾患による痛みを軽減します。
インソールが足裏の圧力を分散し、過度な負担がかかる部分をサポートすることで、炎症や痛みの原因を和らげます。

姿勢や歩行の改善

インソールは足のアーチやかかとの傾きを補正し、身体全体のバランスを整えます。これにより正しい姿勢での立位や歩行が可能となり、疲れにくくなります。

膝・腰・股関節などの
負担軽減

足元のバランスが崩れると、膝や腰などにまで影響が及びます。
インソールで足のアライメントを整えることで、これらの関節への負担も軽減され、慢性的な痛みの予防にもつながります。

疲労の軽減

足裏全体で体重を支える設計により、立ち仕事や長時間の歩行でも疲れにくくなり、日常生活の快適性が向上します。

インソールが適応となる病気

インソールが適応となる病気や症状には、以下のようなものがあります。
これらの疾患では、足のアライメントや歩行の異常が痛みや機能障害の原因となるため、インソールによって補正・サポートすることが治療や予防につながります。

足部の疾患

足底筋膜炎

足底筋膜への過剰な負荷を軽減します。

扁平足(へんぺいそく)

アーチを支えるインソールが代表的な治療法の一つです。

外反母趾

親指が外側に曲がる変形に伴う足の不安定性や痛みを軽減します。

モートン病
(モートン神経腫)

足指の間の神経が圧迫されて起こる痛みやしびれを緩和します。

中足骨骨頭部痛
(中足骨痛症)

足の前方に負担が集中する症状で、足にかかる圧力の分散がインソールの目的です。

下肢・体幹に関係する疾患

変形性膝関節症

膝の変形による痛みに対し、足底のバランスを整えることで足全体のバランスを整え、膝への負担を減らします。

O脚・X脚

脚の形の異常により生じる関節負荷を緩和する目的で使用されます。

インソール外来の流れ

1予約・受付

まず、院長診察にてインールが必要と判断され、患者さんも希望された場合、インソール外来の予約を行います。予約時には、インソールを作製する際に使用する靴を履いて来院するか、持参をお願いします。

2足の計測・評価

義肢装具士や理学療法士が、足の長さ、幅、周囲などを正確に計測します。体重がかかっている状態とかかっていない状態の両方を測定し、足の状態を詳しく評価します。

3インソールの作成

採寸データや足の状態に基づき、オーダーメイドのインソールを作成します。

4フィッティングと評価

完成したインソールを実際に装着し、歩行や立位でのフィット感や症状の改善具合を確認します。必要に応じて微調整を行います。

5装着指導・生活アドバイス

インソールの正しい装着方法や使用時間の目安、日常生活での注意点などについて指導があります。また、靴の選び方や足のケア方法についてのアドバイスも提供します。

6経過観察・再評価

インソール使用後、数週間から数か月後に再診し、効果や状態を確認します。必要に応じて再調整や作り直しを行うこともあります。

インソールの費用
(保険適用?)

健康保険が適用されるケース

保険が適用されるためには、以下の条件を満たす必要があります。

  1. 医師による診察と「治療用装具の処方」があること
  2. インソールが治療上必要と認められ、診断書・装具指示書を発行される。
  3. 義肢装具士などの専門家によって作成されること
  4. 病院での作成が対象。
  5. 疾病が健康保険の適応対象であること
    例:足底筋膜炎変形性関節症、扁平足など。

費用負担の例(保険適用時)

保険適用では、費用の7~9割が公費負担され、自己負担は1~3割となります。

保険申請の流れ(例)

当院での流れ
  1. 診察 → 装具指示書の発行
  2. 義肢装具士などによる採寸・作成
  3. 完成後、費用を一時全額支払う必要があります

申請
(患者さん自身で行う手続き)

領収書・装具の写し・医師の意見書などを持参して、保険者(健康保険組合・市区町村)に申請します
数週間後に保険分が払い戻されます

注意点

市販やスポーツ用インソールは保険適用外です。
靴代は保険対象外なので、インソールのみに適用されます。
作り直しは原則として6か月〜1年に1回までなど、制限があります。

インソール外来のよくある質問

インソールを作るのは年齢制限がありますか?

いいえ、足の痛みや歩行の問題、膝・腰の不調を抱えている方であれば、年齢や性別に関係なくインソール作成が可能です。症状がある方は診察を受けられた上で、適切なタイプのインソールを提案します。

保険は使えますか?

はい、インソールの適応がある病気であること、院長からの「治療用装具」としての処方があれば、健康保険が適用されます(自己負担1~3割)。ただし、市販品やスポーツ向けインソールは保険対象外です。申請には医師の意見書や領収書などが必要です。

どれくらいの期間で完成しますか?

オーダーメイドで作成場合は、採寸から完成まで1~3週間程度かかります。
急ぎの場合は作成時に確認をお願いします。

どんな靴でもインソールを使えますか?

多くの靴に対応できますが、ハイヒールや極端にタイトな靴などは作成は困難です。インソールに合った靴を選ぶことも重要で、来院時にはよく履く靴を持参することをおすすめします。

どのくらいの頻度で交換が必要ですか?

使用頻度や体重、歩行量にもよりますが、一般的には半年から1年ごとの交換や再調整が推奨されます。摩耗やへたりを感じたら、早めの見直しが望ましいです。