その「肩こり」、ただの疲労じゃないかもしれません
年末年始の忙しさや、長時間のデスクワークで、多くの人が感じているであろう肩の重さやだるさ。

「また肩が凝ってるな」と、いつものことだと諦めていませんか?
しかし、その肩こり
ただの疲労で片付けてしまうのは危険かもしれません。
実は、隠れた病気のサインである可能性も考えられるのです。
肩こりの正体とは?
肩こりとは、首から肩、背中にかけての筋肉がこわばり
重さや痛みを感じる状態です。
多くの場合は、同じ姿勢を長時間続けることによる筋肉の緊張や
猫背などの姿勢の悪さが主な原因となります。
しかし、筋肉の緊張だけが原因とは限りません。
当院には
「マッサージをしても、ストレッチをしても良くならない」
という方が多く来院されます。
問診や検査をしてみると、単なる肩こりではなく
より深刻な問題が潜んでいるケースも少なくありません。
単なる肩こりではない、3つのケース
ここでは、単なる筋肉の疲れではない
整形外科で診察すべき肩こりの例を3つご紹介します。
1. 姿勢の歪みからくる肩こり
長時間のパソコン作業やスマートフォンの使いすぎは
無意識のうちに猫背や巻き肩を引き起こします。
頭の重さは成人で約4〜6kgあり
正しい姿勢であれば首や肩の筋肉でバランスが取れます。
しかし、姿勢が崩れると、この重い頭を支えるために
本来の役割以上の負担が首や肩の筋肉にかかります。
その結果、筋肉は慢性的に緊張し、頑固な肩こりへとつながります。
さらに、骨盤の歪みが原因で姿勢全体が崩れ
それが肩こりの原因になることもあります。
土台である骨盤が傾くことで
その上の背骨や首、肩もバランスを取ろうと不自然な形になり
一部の筋肉に過度な負担がかかってしまうのです。
2. 頚椎の病気が原因の肩こり
首の骨である頚椎(けいつい)に問題がある場合
肩こりの症状として現れることがあります。
代表的なものが頚椎椎間板ヘルニアです。
これは、頚椎の間にある椎間板が飛び出し、脊髄や神経を圧迫する病気です。
この場合、単なる肩こりだけでなく、次のような症状を伴うことがあります。
肩や腕、指先のしびれや痛み
箸が持ちにくい、ボタンがかけられないなどの細かい動作のしづらさ
足のつっぱりや歩行障害
特に、肩こりと同時に腕のしびれを感じる場合は注意が必要です。
自己判断でマッサージなどを続けると、症状が悪化する恐れがあるため
早めに専門医に相談することをおすすめします。
3. 肩関節の病気が原因の肩こり
肩こりだと思っていた痛みが
実は肩関節の病気だったというケースもあります。
四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)は
肩関節の組織に炎症が起きることで
激しい痛みや可動域の制限が生じる病気です。
この病気の初期症状として
肩や首の漠然とした重さやだるさを感じる人も少なくありません。
病気が進行すると、腕を上げたり後ろに回したりするのが困難になり
日常生活に大きな支障をきたします。
無理に動かそうとするとさらに痛みが強くなるため
自己流のストレッチは逆効果になることもあります。
まずは専門家にご相談ください
「いつものことだから」
「歳だから仕方ない」と諦めてしまう前に、一度
整形外科専門医の受診がおすすめです。
当院では、問診やレントゲン検査、必要に応じてMRI検査などを通して
肩こりの根本的な原因を正確に診断します。
原因が筋肉の緊張であれば
理学療法士による姿勢改善のための運動療法や
正しい姿勢の指導を行います。
頚椎や肩関節に問題があれば
それぞれの病気に合わせた適切な治療計画を立てます。
ご自身の肩こりが、単なる疲労からくるものなのか
それとも隠れた病気のサインなのかを
判断するのは非常に難しいことです。
長引く肩こり、しびれや痛みを伴う肩こりにお悩みの方は
放置せずに一度当院へご相談ください。
新年を迎え、心身ともに健やかに過ごすためにも
この機会に体のメンテナンスを始めてみませんか。
当院のスタッフ一同
皆様のお悩みに真摯に向き合い、最適な治療法をご提案します。

